タイ旅行のトラブル予防ガイド
詐欺・スリ・配車・ロストバゲージを防ぐ準備と行動
少し知っておくことと、少し準備しておくことだけで、防げるトラブルはかなりあります
タイ旅行をもっと安心して楽しみたいなら、観光地やグルメを調べるだけでなく、困りやすい場面を先に知っておくことも大切です。詐欺やスリのような防犯面はもちろん、Grabで会えない、荷物が出てこない、同行者とはぐれそうになるなど、実際に旅行中に起こりやすいことはいくつもあります。とはいえ、全部を怖がる必要はありません。この記事では出発前のチェック用としても、旅行中の見返し用としても使いやすい内容をまとめています。

出発前に1回読んでおくだけでかなり違うトゥク〜!
PREPARE出発前にやっておくと助かる準備
📸 ロストバゲージに備えて、キャリーケースの外観写真を撮っておく
空港で荷物が出てこない時、まず聞かれるのは色・サイズ・ブランド・目印です。その場で説明しやすいように、出発前にキャリーケース全体の写真を1〜2枚撮っておくとかなり役立ちます。黒いスーツケースほど似たものが多いので、ベルト・ステッカー・タグ・傷なども分かる写真があると安心です。スワンナプーム空港の案内でも、受託手荷物の未着はまず航空会社へ相談する流れになっており、荷物の特徴を伝えやすい準備は実用的です。
📦 キャリーケースの中身も、ざっくり写真で残しておく
外側だけでなく、中身をざっくり撮っておくのもおすすめです。細かく全部を撮る必要はありませんが、何が入っていたかをあとで思い出しやすくなります。ロストバゲージや破損時の説明でも役立ちやすいので、出発前に1回だけスマホで撮っておくと安心です。
💳 カードは裏面全部ではなく、緊急連絡先と下4桁だけ控えておく
カード情報を残しておくこと自体は大事ですが、裏面を丸ごと写真で残すのはおすすめしません。代わりに、カード会社名・国際ブランド・緊急連絡先・カード番号の下4桁だけを別メモにしておく方が安全です。これなら、紛失時にどこへ連絡するか分かりやすく、必要以上の情報を残さずにすみます。
🛡️ 保険で「何が使えるか」を先に把握しておく
保険に入っていても、何が使えるかを知らないまま出発する人はかなり多いです。出発前に最低限確認したいのは、①病院のキャッシュレス受診が使えるか ②盗難・携行品の補償があるか ③サポート窓口が24時間かの3つです。タイでは動物咬傷・感染症・体調不良時に受診が必要になる場面があり、何を保険で相談できるかを先に知っておくとかなり動きやすくなります。
📱 Tourist Police I Lert U を入れておく
タイのツーリストポリスにつながる支援アプリです。位置情報や写真付きで助けを求める機能があります。1155のサポートとあわせて使えるので、通話が苦手な人や英語に不安がある人にも相性がいいです。
📲 ホテル名・住所・予約番号・航空券・荷物タグをスクショしておく
旅行中は、スマホがつながらないだけで予約情報が急に出せなくなることがあります。ホテル名・住所・予約番号・航空券・荷物タグはアプリ任せにせず、スクリーンショットでも残しておくと安心です。特に空港では、受託手荷物の相談先と空港内の落とし物の相談先が違うので、荷物タグをすぐ見せられるだけでもかなり助かります。
📍 子どもや同行者と、はぐれた時の集合場所を先に決めておく
はぐれ対策は、起きてから考えるより先に決めておく方が圧倒的にラクです。空港なら案内所、モールなら正面入口、ホテルならロビーのように、名前で言いやすい場所を先に決めておくと動きやすいです。子どもがいる場合は、ホテル名・保護者の名前・集合場所を先に伝えておくと安心です。
🚗 Grabが使えない時の「待ち合わせルール」を先に決めておく
Grabは便利ですが、合流できない時に焦りやすいです。特に空港・駅・モール・ホテル前は乗車場所がずれやすいので、先に「会えなければ正面入口へ戻る」「Gate 1 / Exit 3 のように短く送る」「5分で会えなければ取り直す」くらいのルールを決めておくとかなりラクです。スワンナプーム空港ではGrabの専用ピックアップポイント案内もあります。
また、同じ距離・順路・方法であっても利用する時間帯や車種など選択によって料金が異なる場合があるので、この点は事前に把握しておくとよいです。
🐕 狂犬病対策として、犬・猫・猿には近づかない
タイ旅行では、かわいく見えても触らないが基本です。CDCはタイ旅行者向けに、サルに近づかない・触らない・餌を与えないことを案内しており、犬・猫・サルに噛まれたり引っかかれたりした場合は、石けんと流水で20分以上よく洗ってすぐ受診するよう案内しています。予防としていちばん簡単で強いのは、最初から近づかないことです。
💰 現金・カード・スマホ・パスポートを1か所にまとめすぎない
これは地味ですが、かなり効きます。全部同じバッグや同じポケットに入れていると、1回の紛失や盗難で一気に困りやすくなります。最低でも、支払い手段と身分証と通信手段を少し分ける意識があると安心です。

SCAMよくある詐欺パターンと断り方
在タイ日本国大使館は、バンコク都内で「日本のお札を見せてほしい」などと話しかけられ、やり取りの途中で現金やクレジットカードを抜き取られる「お金見せて詐欺」への注意喚起を繰り返し出しています。米国務省も、タイでは宝石・街歩きツアー・娯楽施設・クレジットカード関連の詐欺が観光地でよくあると案内しています。
大事なのは、全部の手口を覚えることではありません。「予定にない話」「その場で即決」「お金やカードが絡む」——この3つがそろったら、一度止まるだけでもかなり防ぎやすくなります。
- 予定にない話か
- その場で即決を求められているか
- お金・カード・パスポートが絡むか
① 「お金を見せて」と言われたら、相手にせず離れます
在タイ日本国大使館は、ドバイから来たと称する人物などに「日本円を見せてほしい」と言われ、見せている間に現金やクレジットカードを抜き取られる被害が続いていると案内しています。対応は相手にせず、その場を速やかに立ち去るだけで十分です。
結構です。
すみません、急いでいます。
お手伝いできません。
② タクシー・トゥクトゥクの「安すぎる話」はその場で乗らない
米国務省はタイではタクシーやトゥクトゥクが過大請求したり、観光客向けにトラブルの原因になることがあると案内しています。特に、「寺院が閉まっているから別の場所へ」「買い物に少し寄るだけ」のような話は観光客向けの定番パターンです。
結構です。もう予定があります。
Grab / タクシーを使います。
③ バー・娯楽施設は、料金がはっきりしないなら入らない
米国務省は、タイではバーや娯楽施設で法外な料金や未表示のチャージを請求され、払わないと脅されるケースがあると案内しています。値段が見えない店・メニューが出てこない店・外で強く呼び込みされる店は入らない——入る前に価格が分からないなら、あとで揉めやすいです。
結構です。興味ありません。
他に行きます。
④ パスポートを預けてと言われたら、基本は断ります
米国務省は、タイではレンタルバイク・ジェットスキー・車のレンタル業者がパスポートを担保として預かる詐欺があると案内し、パスポートを担保として渡さないよう勧めています。ホテルのフロントや正規の入国審査以外で、見知らぬ相手にパスポートを預けないことだけでも、かなり防げるトラブルがあります。
見せることはできますが、預けることはできません。
パスポートは渡しません。
他の方法はありますか?

NIGHT夜の移動・スリ対策
予防でいちばん大事なのは「特別な危険地帯を避けること」より、夜や人混みでの気の緩みを減らすことです。
🚕 夜は移動手段を先に決めてから動く
夜は疲れや焦りで判断が雑になりやすいです。だからこそ「帰りはどうやって戻るか」を先に決めてから出る方が安心です。その場の勢いで拾うより、先に移動手段を決めておく方が安全です。Grabを使うなら、ホテル名と乗車位置をすぐ見せられる状態にしておくだけでもかなり違います。
👜 バッグは前、スマホは手に持ち続けない
在タイ日本国大使館は、旅券や貴重品を入れたバッグは必ず体に触れるように置くこと、歩く時はバッグを体の前に・道路と反対側の手に持つことを勧めています。スマホも、地図を見ながらずっと手に持って歩くより、立ち止まって確認する方が安全です。
🪑 席取りのつもりで荷物を置かない
大使館は、ホテルやレストランでの置き引きが引き続き多い傾向にあると案内しています。つまり危ないのは路上だけではありません。カフェ・フードコート・駅の待合でも「少し席を離れるだけ」で荷物がなくなることがあります。財布・スマホ・パスポート入りのバッグは体から離さない。これだけでもかなり強いです。
夜道でも、人混みでも、フードコートでも。スリや置き引きはむしろ人が多い場所ほど気づきにくいです。大使館も多くの人が集まる場所での警戒を呼びかけています。

DECISION迷った時の判断基準|”やらない”が正解な時
旅行中は「せっかくだから」「断ったら失礼かも」「安いからいいかも」で判断が甘くなりやすいです。でも実際には、迷った時点でやらない方が安全なことがかなりあります。
🚫 予定にない話は、その場で乗らない方が安心です
「このあと少しだけ別の店に行こう」「今日は特別だから安い」「すぐ近くだから見ていくだけ」「ここは閉まっているから別の場所へ行こう」——全部が危ないとは限りませんが、旅行者にとって危ないのは内容よりも、その場の流れで乗ってしまうことです。予定にない話が急に入ってきたら、まずは断る方が安全です。
💰 値段がはっきりしないなら、その場で決めない方がいいです
移動・ツアー・買い物・バー・娯楽施設などで、値段がよく分からないまま進む話は一度止まる方が安心です。「あとで分かる」「大丈夫、大丈夫」と言われても、その場で数字が見えないならあとで揉めやすくなります。価格が見えないなら決めない——で大丈夫です。
🆔 パスポート・カード・現金が絡む話は慎重にします
パスポートを預けてと言われる、カードを見せてと言われる、現金を見せてと言われる、その場で支払い方法を変えるよう言われる——相手が本当に悪い人かどうかを見抜こうとしなくて大丈夫です。パスポート・カード・現金が絡んだら、一度やらないこれだけでもかなり安全です。
🌙 夜の一人移動で迷うなら、無理に進まない方が安全です
この道で合っているか不安・人通りが少ない・Grabがつかまらない・なんとなく嫌な感じがする——こういう時は無理に進まない方が安全です。コンビニ・ホテル・モール・駅など人がいる場所に一度入って立て直す方が安心です。
🍺 お酒が入っている時は、その場で新しい判断をしない方が安心です
お酒が入ると、金額の確認・ルートの判断・荷物の管理が全部甘くなりやすいです。飲んでいる時は、新しい店に行く・知らない人の誘いに乗る・高額な買い物をする・夜遅くに一人で移動する——こうした判断はできるだけ避けた方が安心です。
👨👩👧 子ども連れの時は「ちょっとだけ」が危ないです
少しだけ荷物から目を離す・少しだけ子どもを先に行かせる・少しだけ別の列に並ぶ・少しだけその場を離れる——こういう「少しだけ」が重なると、はぐれや紛失につながりやすいです。子ども連れで迷った時は、急ぐより、いったん全員が止まれる形を選ぶ方が安心です。
- 予定にない話か
- その場で即決を求められているか
- お金・カード・パスポートが絡むか

TAXIタクシー・トゥクトゥク・配車アプリの注意点
米国務省は、タイではタクシーやトゥクトゥクの運転手が高すぎる料金を請求したり、観光客向けにトラブルの原因になることがあると案内しています。スワンナプーム空港では、公式の公共タクシー乗り場とGrabの指定乗車場所がどちらもLevel 1 の Gate 4 周辺が基準です。つまり移動トラブルを減らすコツは、乗る前に確認することと公式の導線を使うことです。
🚕 タクシーは乗る前に「メーター」か「料金」を確認します
流しのタクシーでも全部が危ないわけではありません。ただ、何も確認せずに乗るとあとで揉めやすくなります。米国務省は、タイではタクシーでメーターの使用を求めるか、乗る前に料金を確認するよう案内しています。
メーターを使ってください。
いくらですか?/ 〇〇までいくらですか?
✈️ 空港では「公式乗り場」を使う方が安心です
スワンナプーム空港の公式案内では、公共タクシーの案内カウンターと自動発券機は到着階Level 1、Gate 4〜7の間にあります。また、公共タクシーには50Bの空港追加料金があり、高速代は利用者負担です。これを先に知っておくと「追加料金を取られた」と勘違いしにくくなります。外で声をかけてくる車より、空港の公式タクシー導線へ行くのが安全です。
🛺 トゥクトゥクは「安いから」で決めない方が安心です
トゥクトゥクは観光気分もあって魅力的ですが、料金がメーターではないので、その場の流れで乗るほど揉めやすくなります。目的地と料金がはっきりする前に乗らない、「今日は特別」「少し寄り道するだけ」のような話は一度止まる方が安心です。
📱 Grabは便利ですが、ピックアップ地点の確認がかなり大事です
Grabは記録が残りやすく旅行者にはかなり使いやすいです。ただし、困りやすいのは「会えない」ことです。Grabのヘルプでは、ドライバーへの連絡はGrabアプリ内通話やGrabChatを使うこと、ピックアップ地点が違う場合はアプリ内で連絡して調整することが案内されています。乗ることより先に、どこで会うかをはっきりさせることがコツです。
正面入口にいます。
Gate 1にいます。/ ホテル前にいます。
あなたが見つかりません。
- 公式乗り場か
- 料金が見えるか
- 記録が残るか

SOLO/FAMILY女性一人旅・子連れで意識したい防犯ポイント
米国務省のタイ情報でも、犯罪被害があれば191または1155へ連絡すること、また女性旅行者は性犯罪被害時に当局の対応が期待と違う場合があることに触れています。ツーリストポリスの1155は24時間・多言語対応で、アプリも日本語を含む5言語対応です。
🌙 夜遅い一人移動を減らす
夜遅い時間にその場で移動方法を考えないことがかなり大事です。帰り方を決めてから出る。暗くて不安なら、コンビニ・ホテル・モールに一度入る——これだけでも違います。
🛣️ 人通りの少ない道を避ける
地図で近道に見えても、暗い道・人の少ない道・抜け道っぽい道は避ける方が安心です。迷ったら、少し遠くても明るい道・人がいる道を選ぶ方が安全です。不安を感じたら、そのまま進まず、店やホテルに入って立て直す——これは合理的な防犯行動です。
👧 子どもから目を離さない仕組みを先に作る
子連れ旅行は、「気をつける」だけではなく、目を離さなくてすむ仕組みを先に作る方が強いです。移動前に集合場所を決めておく・空港やモールでは案内所・正面入口を先に確認しておく・荷物の出し入れは止まってからやる——こうした形にしておくとはぐれにくくなります。
📋 子どもにも「伝わる情報」を持たせておく
ホテル名・保護者名・集合場所を子どもにも分かる形で持たせておくと安心です。スマホの待ち受けや紙メモでも役立ちます。ホテル名と保護者の電話番号がすぐ出せるだけでも、スタッフが助けやすくなります。これは大げさな準備ではなく、はぐれた時に詰みにくくする工夫です。
💼 荷物が増えるほど、貴重品は分ける
荷物が増えると、財布・スマホ・パスポートまで同じ場所にまとめがちです。でもそれをやると1回の紛失や置き忘れで一気に困ります。スマホ・財布・パスポート・予備の支払い手段を1か所にまとめすぎない——最低でも、支払い手段と身分証は少し分ける意識があると安心です。
📞 困ったら、早めに1155を使って大丈夫です
「この程度で相談していいのかな」と我慢しやすいですが、違和感がある・つきまとわれて不安・子どもとはぐれそう・道に迷って怖い、という段階で1155を使うのは十分ありです。「事件になってから」ではなく、不安な段階で相談するくらいでちょうどいいです。

FAQよくある質問
🛡️ まとめ|少し準備するだけで、防げるトラブルはかなりあります
必要以上に怖がることではなく、少し知っておくこと・少し準備しておくこと・迷ったら無理をしないこと。それだけでも、タイ旅行はかなり安心して楽しみやすくなります。
✓ 出発前にやっておくこと
- キャリーケースの外観・中身の写真を撮る
- カードの緊急連絡先と下4桁を別メモ
- 保険の補償内容を確認
- I Lert U をインストール
- 予約・荷物タグをスクショしておく
- 集合場所・Grabルールを決める
- 貴重品を1か所にまとめすぎない
- 犬・猫・猿には近づかない
▶ 現地で意識すること
- 詐欺は「断って離れる」だけで足りる
- スリ対策は「見せない・置かない・離さない」
- 夜の移動は帰り方を決めてから動く
- 移動は公式導線・記録が残る手段を優先
- Grabは「どこで会うか」まで先に確認
- 迷ったら「予定にない・即決・お金が絡む」で判断
- 1155 は不安な段階で相談していい

備えがあるともっと安心して楽しめるトゥク〜!最高のタイ旅行になりますようにトゥク!🌴
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